開発にあたって
商品を開発するには、単に中味をつくり、容器に入れれば良い訳ではありません。
まず設定しなければならないのが、「ユーザー設定」と「販売チャネル設定」です。
これが決まっていないとすべてが進みません。
特に、「販売チャネル」は、重要です。自社がもっている資産としてのインフラであり、マーケティング活動の基盤となります。
これによって、対象とするユーザーに価値を伝える方法(コミュニケーション)が異なるからです。
逆に、新規参入でこのインフラをもたない場合は、時間と費用を含めたマーケティング構築が必要になります。
基本的には、上記の2大要素を設定した上で企画開発を始めます。
第一段階・・・ブランディング
対象とするユーザーにとって他とは違う独自の価値を生み出し、浸透・定着を図る必要があります。
これをコンセプトという形で設定した上で、商品設計・コミュニケーション・販売促進・スタッフ教育・店舗設計などのマーケティング要素のあらゆる面で一貫性をもたせて展開します。
それによって始めて、ブランドの顔・キャラクターが明快に表現され、独自の価値(個性)として認知されるようになります。
第二段階・・・商品設計
コンセプトにもとづき、それを具現化するための商品設計が始まります。
中味設計・パッケージデザイン・外装設計から始まり、ネーミングや価格設定などを行ないます。
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